10年の年月

私が24歳の頃に出会った教え子が24歳になりました。
びっくり!

家計を助けるために始めた家庭教師の仕事。
美容の道を諦めきれず、燻っていた時期。
自分の大好きなことを仕事にしたいと考えていた私にとって、家庭教師という職はお金を稼ぐための仕事でした。
半年経ったら辞めよう。
つなぎだから。
そう思っていました。
そんな私の人生を変えたのは学校に行けなかった彼女と共に過ごした時間。

みるみるうちに人が変わっていく。
元気になっていく。
自分を取り戻していく。
そんな子供たちの姿を見届けていけるなんて、この仕事はなんて素敵な仕事だろう。
そう感じました。

彼女は高校に入学し、学校に行けなかった時の挽回をせねばと、ご飯を食べるときまでも単語帳や教科書を手から離さなかったとお父さんから聞いていました。
努力して努力して努力して。
彼女は志望通り、薬学部に入学しました。
そして先日大学を卒業し、国家試験に合格!

彼女は再会した私にこう言いました。
「お父さんも言ってるけど、鶴ちゃんと出会ったことが人生の転機だったなって。私もそう思ってる。」
「いやいやいや。
何を言ってるんだ!!
私の方こそ!私の人生を変えたのは貴方よ。」
こんな会話がなされた帰りの車内。

私は幸せ者です。
教え子たちから毎日毎日たくさんのしあわせを貰っています。
彼女との再会。
私は大事なギフトを手にしました。
今朝方は免許とりたての教え子が、若葉マークをつけて車を運転している姿を見て、うれしくて泣きました。
これもまたギフトです★

たくさんたくさん!
みんなどうもありがとう!!
鶴田先生、頑張るね。