なぜコウルは不登校生専門ではないのか。

こんにちは。

今日はなぜコウルが不登校専門の私塾ではないのかをここに記します。

 

コウルはこの3月で誕生から満12歳となりましたが、ほほ口コミで(ご紹介者さまなしで入舎された方は1名のみです…!)ここまで成立してきたという!!

奇跡としか言いようがない状態でここまで息をしております。

これもひとえにコウルという場や私のことを信じて、お子さまと出会うきっかけを下さったお母様方やご家族の皆様のおかげでございます。

どうもありがとうございます。

 

ここ10年くらいの間、「不登校 酒田」「フリースクール 酒田」というキーワード検索でもってコウルのこのホームページに辿り着く方が多いことと思います。

これは私の紹介文やメディアに露出される際には、元スーパー不登校児として必ず「不登校」というキーワードがセットになっているからだと思います。

街で出会う方々と初めましてのご挨拶を交わす時、「フリースクールをやってる方ですよね!」とよく言われます。

その度に「フリースクールではなく、実は私塾なんです☺︎」とご説明申し上げる日々を送っております。

 

コウルがイメージで「不登校」と直結しているのだなと実感しているのですが、令和6年度現在では完全不登校のお子さまはコウルにおりません。ワオ!

入舎当初は完全不登校でも、元気を取り戻して挑戦する気持ちが芽生え、学校に再び通い始めた子もいれば、入舎当初から変わらず元気に学校に通っている子もおります。

 

「いろいろいていい。」

これは独立する少々前の、2007年頃からずっと思っていることです。

 

前職時代に出会った子供たちは当初、とにかく元気がなかったです。

学校に行っている行っていない全く関係なく、みんなギリギリではち切れそうで、いつ不登校になってもおかしくない状況だなと感じていました。

「親の言った通りに」という思想や空気が目には見えない形で根強くそこには漂い、子供の元気の素である「自己決定」のカケラも感じられないような状況下。

そんな中で学校や家庭の中で人間関係で思い悩む子どもたち。

 

 

時は過ぎコロナ禍を経て、世はすっかり変わりました。

自己決定が大事であることが浸透している世となりました。

庄内の子供たちと交わり始めて早18年!

が、今も昔も子供たちはそれぞれがそれぞれ、感情や体の調子といった大小さまざまな波の上をサーフィンしていたり、波に飲み込まれたり…!

 

クラスでこんなことがあった。

部活であんなことがあった。

家でいろんなことがあった。

 

メイトの話を聞きながら、毎日のように人間の森で生きる私たちは、無論、人との関わりの中で、傷つき、傷つけ、人として大きく成長していくんだよなと実感しています。(18年連続!)

そして時代は変わっても子どもの本質、学校に行っても行っていなくても悩みの本質は変わらないのです。

そこを感じているから私は不登校専門にしてないんだよなと今日改めて思いました。

 

親との関わりなのか。

学校のお友達との関わりなのか。

はたまた自分の中の越えられない壁なのか。

どんな状況であっても、あなたが「自己と対峙」する時、私は傍であなたと何かの潤滑油でありたいと思っています。

そしてこうして記しています。

 

人、人で成長段階が異なるので、長い目で見た時に

「こういうエッセンスがもっと自分にほしいんだよな!」

「勉強したいけど、やる気が全く出ない!」

「こうなりたいけどうまくいかない。」

「もっと楽に生きれればいいのにな。」

「勉強だけじゃなくて、内面も一緒にピカピカに磨きたい!」

といった望みがある方にコウルの学びよ、届け!と思っています。

あなたの自己決定を大切にします。

ご家庭の環境整備も含め、私にお手伝いできることがあれば是非お声がけください。

 

 

鶴田淑子